価値観が多様化する現代において、ハラスメントもまた多様化しています。ハラスメントリスクをゼロにすることは難しいことを前提に、改めて世の中にはどんなハラスメントがあるか、ハラスメントと疑われる言動があった際にどのように対処したら良いかを確認します。
こんな組織・関係者にオススメです
組織の問題・リスクのひとつとして挙げられるのが「ハラスメント」です。今の時代、誰もが「ハラスメントはダメ」とは理解しているものの、どうしてもなくならないのが、このハラスメントの難しいところです。それどころかダイバーシティ推進、多様な人材の活躍とともにリスクが増す一方なのが、ハラスメントがなくならない要因のひとつでもあります。
本研修では改めて「ハラスメントとは何か」を考え、本質的な定義を確認します。そのうえで、現代においてどのようなハラスメントがあるのかを再確認するとともに、「ハラスメントはゼロにはできない」という前提に立ち、どのようにハラスメントリスクを小さくすることができるのか、どのようにハラスメントを恐れずに関係者の良好な人間関係を築き、ビジネスを進めていくことができるのかを考えます。
ハラスメントを見かけた際に必要な指摘・フィードバックの方法、関係性構築のために必要な事前の情報伝達のポイントなどについても解説します。
ハラスメント防止研修(3~4時間)
※プログラムは一案です
※ご要望を踏まえて、カスタマイズ・オーダーメイドいたします
1.改めてハラスメントとは
(1)誰もが皆「ハラスメントはダメだ」と知っている
(2)ではなぜハラスメントがなくならないのか
(3)改めて「ハラスメント」とは
①かつての「いじめ」や「嫌がらせ」ではないハラスメントが増えている?
②責任感があり仕事に真面目な人ほどハラスメントをしやすい?
③新人が上司である管理職に対してハラスメントを行うこともある?
【ワーク】改めて「ハラスメント」とは何かを定義する
※講師の渡辺整が定義するハラスメントとは「結果的に一方的に相手の大切なこと・ものを奪う行為」です
2.多様化するハラスメントを理解する
(1)多様化するハラスメント
①パワハラ ②セクハラ ③SOGIハラ ④ジェンハラ
⑤マタハラ ⑥パタハラ ⑦ケアハラ ⑧リモハラ
⑨モラハラ ⑩アルハラ ⑪ハラハラ
⑫障害者差別 ⑬外国人差別 ⑭その他のハラスメント
(2)まずは適切な知識を持つことが重要
【ワーク】多様化するハラスメントについての知識を確認する
(3)ハラスメントについての知識をアップデートする
3.ハラスメントはゼロにはできない
(1)多様な価値観を持つ人材が集まり、協働する限り、ハラスメントはゼロにはできない
(2)互いに良好な関係性を築き、チームワークを実現することが大事
【参考】ダニエルキムの成功の循環モデル
【ワーク】普段の立ち居振る舞いや口癖にハラスメントと感じさせるリスクがないかを振り返る
4.ハラスメントを見かけたら
(1)事態が悪化する前に指摘する
(2)指摘の仕方
①ノンバーバルコミュニケーションとバーバルコミュニケーション
②アサーティブコミュニケーションとIメッセージ
(3)指摘をされたら
①受け止める
②謝る
③お礼を伝える
④改善する(言動を変える)
【ワーク】ケーススタディに基づいてハラスメントについて指摘する(練習する)
5.事前に「されて嫌なこと」「困ること」を伝え合い、理解し合う
(1)大切なのは互いを知ること
(2)ハラスメントに感じること(されて嫌なこと・困ること)を伝え合う
【ワーク】「されて嫌なこと」「困ること」を洗い出す
6.ハラスメントのない職場づくりは成果を出せるチーム作り
(1)ハラスメントを恐れてコミュニケーションがなくなったら本末転倒
(2)職場・チームは仕事をするために協働し合う場所
お問い合わせ
研修実施や研修企画のご相談につきまして、
ぜひ、お気軽にご連絡ください。
もし具体的に検討されている研修がありましたら、
お問い合わせ内容の枠の中に、
①研修テーマ
②受講者情報
③研修実施時期
④研修実施場所(対面かオンラインかも)
⑤ご予算
⑥その他、ご要望やリクエスト
などを記載いただければ幸いです。
渡辺整