
「色々と気をつけた方が良いこと、取り組む必要があることはあるけれども…、結局のところ、ダイバーシティ推進に関して、現場では何をどうしたらいいの?」
本研修は、そんな素朴な問いかけにお答えします。
こんな組織・関係者にオススメです
女性活躍推進、LGBT+の活躍推進、障害者雇用の促進、外国人との協働…ダイバーシティには様々な組織課題、組織の取り組みが関連します。近年では、男性・女性問わず育児と仕事を両立する人も増えていますし(女性のみならず男性の育休取得にも配慮と支援が必要です)、管理職が介護と仕事を両立させる必要性も今後ますます増えることでしょう。ゆとり世代・さとり世代・つくし世代、またはZ世代と言われる若手世代が増える一方で、シニア世代の活躍も実現しなければいけません。
「色々あるけれども、結局のところ、ダイバーシティ推進に関して、現場では何をどうしたらいいのか?」…本研修は、そんな素朴な問いかけにお応えします。
本研修ではダイバーシティと「働きやすい職場・チームづくり」を連動させ、誰もが働きやすさを感じ、なおかつパフォーマンスを発揮できる職場・チームの作り方について解説します。取り扱うアクション事例はいずれも至って簡単なものばかりですが、意外と「できていない」「実施していない」という組織が多いようです。改めて、今の職場・チームの現状を振り返り、何が必要か、何を始めることが有益かを考えていただければと思います。
ダイバーシティ時代の働きやすい職場・チームづくり研修(3~4時間)
1.改めてダイバーシティとは
(1)「ダイバーシティ」の流れを再確認する
①男性のフルタイム勤務・残業ありきの労働が当たり前だった?
②女性活躍推進とは ~多様な女性が職場で活躍し始めた
③人は男か女かで分類できる? LGBT+の存在の見える化
④障害者雇用促進法・障害者差別解消法とは ⑤グローバル化に伴う外国人雇用
⑥ゆとり・さとり・つくし世代の到来・Z世代の登場
⑦職場に増えるシニア世代・シニア世代候補(かつての上司が部下になる時代が訪れている)
(2)ダイバーシティとは結局のところ何なのか?
~「人は皆、違う」を前提に相互理解し相互協力し合うこと
(3)ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンとは
①ダイバーシティ「多様性」
…「人は皆、違う」と違いを受けとめること
②エクイティ「公平性・公正性」
…ともに働く目的を達成するために障壁を取り除くこと
③インクルージョン「包摂性」
…皆を巻き込むこと・誰も取り残さないこと・皆でチームを作っていくこと
2.自分と異なるタイプのメンバーを関係性を築く
(1)組織の同一性はリスク、多様性のある組織はしなやかで強い
(2)職場・チームでは「人は皆、違う」を前提にする
(3)ダイバーシティに必要なのは自己開示と他者理解
(4)アサーティブマインドを体得する
①自分の意見・考え・価値観を尊重する ②相手の意見・考え・価値観も尊重する
③「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」と訊き合う
(5)言語化することで多様性に気づく
(6)現場でできること
①「ともに働くうえで知っておいてほしいこと・伝えておきたいことはある?」と訊く
②積極的に自分の要望やリクエストを伝える
③良好な関係性を築くための表情・声かけを“意識的に”大切にする
【ワーク】複数のテーマについて、互いにどう考えるかを伝え合う
3.アンコンシャスバイアスに気づく
(1)アンコンシャスバイアスとは
(2)組織における様々なアンコンシャスバイアス
【ワーク】事例を見て、自分たちが働く職場・チームに該当するアンコンシャスバイアスを考える
(3)現場でできること
①「それ、アンコンシャスバイアス?」と指摘し合う
②「私はこう考えるけど、皆はどう考える?」と訊き合う
【ワーク】職場・チームにおけるアンコンシャスバイアスは?
4.改めて職場・チームのグランドルールを制定し直す
【ワーク】職場・チームのメンバーに知っておいてほしい「実は…」の自己開示は?
(1)慣習・暗黙のルールは誰かにとって不都合なグランドルールになっているかもしれない
(2)互いの要望・リクエストを訊き合い、新たに必要なグランドルールを制定する
(3)ダイバーシティは「わがままOK」「自分勝手OK」ではない
(4)組織の存在する意義・目的を忘れない
~顧客満足を実現し、生産性を高め、成果を出し、利益を追求する
【ワーク】自分にとって働きやすい職場・チームの状況・条件はを話し合う
【ワーク】より高い成果を出すために職場・チームで見直した方が良いグランドルールについて話し合う
5.まとめ
(1)「人は皆、違う」からこそ互いに自己開示・相互理解する
(2)「人は皆、違う」を理解したうえで皆が働きやすい職場チームづくりをすることが大事
お問い合わせ
研修実施や研修企画のご相談につきまして、
ぜひ、お気軽にご連絡ください。
もし具体的に検討されている研修がありましたら、
お問い合わせ内容の枠の中に、
①研修テーマ
②受講者情報
③研修実施時期
④研修実施場所(対面かオンラインかも)
⑤ご予算
⑥その他、ご要望やリクエスト
などを記載いただければ幸いです。
渡辺整