ダイバーシティについて学びたい管理職・上司・チームリーダー向けの研修です。多様な部下を束ねてチームを築き上げる際の心構え、具体的な手順やテクニックについて確認します。
こんな組織・関係者にオススメです
2010代初頭から「ダイバーシティ」という言葉・考え方が一般的になりつつありますが、組織や職場によってはまだ「結局のところ、ダイバーシティとは一体何なのか」「現場では何を意識し、留意すべきなのか」といった声が聞かれる場面も少なくありません。
実際、現場では管理職の多くの方が「意識しなければいけない…でも何をどうすべきかは分からない」と悩みや課題を抱えてしまいがちのようです。
本研修ではダイバーシティとは「人は皆、違う」を前提にし、相互理解し協力体制を実現することと定義します。そのうえで、具体的なケースを基に、「自分だったらどう対応するか」「自分たちだったらどんな職場風土を実現するか」を考えていただきます(ディスカッションの多い研修です)。
リアルなケースを扱いながら、改めて、多様な人材・多様な働き方を実現するために、管理職として何をどのように配慮する必要があるか、何を工夫することが求められるのか、何をチームメンバーや部下に伝えていく必要があるのかを学んでいただきます。
ダイバーシティマネジメント研修(3~4時間)
1.改めてダイバーシティとは
(1)「ダイバーシティ」とは ~「人は皆、違う」を前提にし、相互理解し協力体制を実現すること
(2)何故、ダイバーシティが大事かを考える
(3)自組織のダイバーシティについて考える
【ワーク】自分たちのダイバーシティの現状と目指す先を知る
2.ケースで考える、こんな時どうする?パートI
【ケース1】女性の部下が妊娠したことを打ち明けてきた
【ケース2】男性の部下から子どもが生まれることを打ち明けられた
【ケース3】部下からLGBTであることを打ち明けられた
【ケース4】部下からメンタル不調について相談を受けた
3.多様な部下のカミングアウトを受け止める
(1)多様な部下の多様なカミングアウトの受け止め方~①受け止める、②要望を聞く、③対応を伝える
(2)事前に組織方針を理解しておく
(3)相手の意向・要望を率直に尋ねる
4.ケースで考える、こんな時どうする?パートII
【ケース5】出産を控える女性部下が休みがち。周囲の関係者に負担のしわ寄せが発生している
【ケース6】男性の部下が子育てのため時差出勤をしているが、周囲の関係者が納得していない
【ケース7】「自分らしくしていいんですよね?」と若手の部下が髪の毛を派手に染めてきた
【ケース8】部下にオンライン会議でカメラをONにするよう指示したら、ハラスメントと言われた
5.ダイバーシティ時代に必要なのは適切なマネジメント
(1)改めて組織の存在意義・目的を考える
(2)すべてのメンバーがパフォーマンス発揮できる環境を整える
(3)グランドルールを再設定する
(4)マネジメントとは成果が出る体制を整えること
(5)個別対応をしながらも全体最適を考える
6.相手の声を受け止めつつ、グランドルールを伝える
(1)アサーティブ(自他尊重)を意識する
(2)「受け止める」と「受け入れる」の違いを理解する
(3)マネジメントの立場で「Iメッセージ」を効果的に使う
(4)グランドルールを分かりやすく発信する
(5)グランドルールは定期的に見直し、再設定する
7.部下とのコミュニケーションのポイント
(1)傾聴と共感を示し、部下の声を受け止める
(2)きちんと意見と考えを伝える
(3)信頼関係を構築したうえで、協力と理解を要請する
8.まとめ
(1)「人は皆、違う」からこそ難しくて、面白い
(2)ダイバーシティを前提に強いチームをつくる
お問い合わせ
研修実施や研修企画のご相談につきまして、
ぜひ、お気軽にご連絡ください。
もし具体的に検討されている研修がありましたら、
お問い合わせ内容の枠の中に、
①研修テーマ
②受講者情報
③研修実施時期
④研修実施場所(対面かオンラインかも)
⑤ご予算
⑥その他、ご要望やリクエスト
などを記載いただければ幸いです。
渡辺整