管理職・上司・リーダーには部下を指導する責務があります。具体的に部下指導とは何か、指導のポイントは何かを学びます。そのうえで3つの部下指導スタイルを学び、それぞれの特徴・使い分けについても習得します。
また、ハラスメントと指導の違いについても学びます。
こんな組織・関係者にオススメです
管理職に求められる役割の1つが「部下育成・部下指導」です。さらに長期的に言えば、管理職には自身の後進を育て上げることが求められます。
本研修では、改めて部下指導のゴールを明確にすることの重要性をお伝えしたうえで、部下指導のスタイルを大きく3つに分類し、紹介します。その上で指導する部下(相手)に合わせて、「ティーチング」「コーチング」「背中を見せて学ばせる」の3つのスタイルから適切なものを選択し、実践することが重要であると解説します。
多くの管理職(指導者)が悩む「ハラスメントと指導の違い」についても、シンプルに分かりやすく、その判断軸・境界線を解説します。
※管理職だけでなく、人材育成を担う現場のリーダーや先輩社員、OJT指導者の皆さまにもオススメの研修内容です。
部下指導研修(約4~6時間)
※プログラムは一案です
※ご要望を踏まえて、カスタマイズ・オーダーメイドいたします
1.部下指導についての課題を整理する
【ワーク】部下指導をするうえで悩んでいること、課題に感じていることを整理する
2.部下指導に着手する前に
(1)部下一人ひとりに対して「現状」と「あるべき姿」を整理させる
(2)具体的に「いつまでに」「何ができるように」なってもらうかを考える
(3)「何を」「どのように」指導するか戦略を練る
3.部下指導の3つのスタイル
(1)部下指導の3つのスタイル
①背中を見せて学ばせる
②ティーチング
③コーチング
(2)部下に合わせて適切な指導スタイルを選ぶ
4.基本はティーチング
(1)基本はティーチングで指導する
(2)教えることは事前に整理しておく(アドリブで教えない)
【ワーク】指導し教える業務を1つ選び、どう教えるかを考える
①まずは全体像・大枠を伝える
②次に意義を伝える
③具体的な手順を6W1H・QCDRSで伝える
(3)やってみせ、やらせてみて、フィードバックする
(4)KPT法で「うまくできているところ」「できていないところ」「次どうするべきか」を伝える
(5)褒めることで部下のモチベーションを向上させる
5.基本を教えた後はコーチング
【ワーク】こんな部下にはどう指導する? 同じミスを繰り返す部下、やる気が見えない部下
(1)コーチングで部下に考えさせる
(2)コーチングに必要な「質問力」
①オープン質問とクローズド質問
②過去質問と未来質問
【参考】コーチングの質問展開パターン
(3)部下の主体性を尊重する「傾聴力」
(4)部下に自信を身に付けさせる「承認力」
6.有能な部下には「背中を見せて学ばせる」
【ワーク】こんな部下にはどう指導する? 有能だからこそ後進として育てたい部下の場合
(1)組織人・社会人としての立ち居振る舞いを“魅せる”
(2)関係者の誰をどのように見るべきかアドバイスする
(3)気づきをコーチングで引き出す ~「要するに何をどうするべきだと思う?」
7.ハラスメントと指導の違い
(1)ハラスメントとは
(2)「気づかせる」のか「傷つける」のか
(3)ハラスメントについて話し合える関係性を築く
8.まとめ
お問い合わせ
研修実施や研修企画のご相談につきまして、ぜひ、お気軽にご連絡ください。
もし具体的に検討されている研修がありましたら、
お問い合わせ内容の枠の中に、
①研修テーマ
②受講者情報
③研修実施時期
④研修実施場所(対面かオンラインかも)
⑤ご予算
⑥その他、ご要望やリクエスト
などを記載いただければ幸いです。
渡辺整