
メンター研修
新入社員や若手社員の長期活躍を実現するために「メンター制度」を取り入れて、育成を強化しようとする組織・企業が増えています。
現場で業務を教えるOJT先輩や上司とは別に、直接関連のない部署の先輩社員による定期的な面談を仕掛けることで、新入社員や若手社員の悩みや課題、メンタル面での不安を払しょく・解消・軽減しよう、というのが多くの組織・企業における、このメンター制度の目的です。離職防止を目的にする場合もあります。
しかし、このメンター制度、導入したはいいけれども、メンターとして選定された先輩社員が「自分は何をしたらいいのか?」「自分には何が求められているのか?」が分からずに悩んでしまうこともあります。「面談をする」というタスクは決まっているものの、「どのように面談を進めたら良いのか?」が分からずに困ってしまうケースもあるようです。
そこで、メンターとしての活動を開始する前にオススメなのが、メンター研修です。自組織・自社におけるメンター制度の概要を改めて確認するとともに、期待される役割を認識し、面談に必要な心構えとスキルを体得いただきます。
メンター研修(プログラム案)
1)自組織・自社におけるメンター制度とは
※この部分はメンター事務局の方と相談しながら内容を決めます
2)メンターに期待される役割とは
3)面談のコツ ~環境づくり
4)面談の流れ ~事前に“時間割”を考えておく
・1時間の面談を設計する
・アドリブは危険(その場での話題作りは難易度が高い)
5)面談の意味 ~メンティに話させる(メンターが話し過ぎない)
6)面談のテクニック
①端的に話をするスキル(自己紹介のポイント)
②話させるための質問スキル
③話しやすさ実現のための傾聴スキル
④信頼関係・親近感を生む反応力と共感力
7)「こんなメンターは嫌だ」
・組織の愚痴・不満をメンティにぶつけるのは×
・制度に対する不信感を露にするのも×
・メンティを否定・非難するのも×
8)社内に仲間を増やす
・制度の期間が終わっても、メンティは同じ組織の仲間
・誰もが誰かのメンターに(相談し合える関係性を築く)
9)メンターとしての経験はマネジメントスキルにつながる
※プログラム案は一例です。ご要望や組織・職場のご状況に合わせて、内容を調整します。
※時間についてもご相談ください。最短で1時間~対応が可能です。
※受講者・参加者同士が話し合うワークを取り入れると、より研修の効果が現れます。その場合は2時間以上が望ましいです。